アースの役割
2024/04/01
アースは、電子レンジや洗濯機などの家電についている線です。
コンセントとは別についていますが「何のためにあるのか知らない」という方も少なくありません。
そこで今回は、アースの役割について紹介します。
アースの役割
感電を防ぐ
電気回路において、アースは電気の流れを地面に逃がすことで、人体や機器に危険な電気ショックが起こるのを防ぎます。
そのため、感電が起こりやすい水気や湿気が多い場所で使う家電製品は、アース配線が不可欠です。
アースをしっかり接続することによって、漏電遮断器や遮断器が正しく動作し、電気事故の発生を防止します。
電磁ノイズの除去
電気回路は電流が急激に変化することがあり、これが周囲に電磁ノイズを発生させる原因です。
アースは電磁ノイズを地面に逃がし、他の電子機器や通信機器などに影響を与えるのを防ぎます。
とくに、高周波の電磁波が原因で生じるノイズを除去する際に、重要な役割を果たします。
電位を安定化させる
電気回路内の電位が不安定になった際に、アースは電位差を地面に逃がすことで電気回路内を安定化させます。
これにより電気設備や機器の故障・損傷を防ぎ、安定した電気供給の確保が可能です。
また落雷が起きた際、安全に電流を逃がして建物や設備を保護する役割もあります。
まとめ
アースの主な役割は、感電防止・電磁ノイズの除去・電位の安定化です。
安全に電子機器や通信機器を使用するために欠かせないため、正しく使用しましょう。
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